Statement

2020
執筆中。
Under construction.

2019.01
これまでわたしは主に無名の人、市井の人によって「語られる言葉」「書かれる言葉」に関心があり、それらをモチーフとしてまたは手段として用いて、主体としての私とそれ以外の世界や社会との関わりを主題としてきました。その中で常々感じてきたことは、言葉は死なない、ということ。言葉を残した本人の肉体が消滅してもコトバ、言霊は生き続ける。現代においてSNSの普及により多くの無名の声がネット上で生き続けることは大きな変革だといえる。私たちは今後この巨大な仮想現実のなかで蓄積された言葉をどのように扱っていくのか、ただAIに支配されるためのアルゴリズムの材料になるだけではないはずだ。わたしは、現代の人々、忘れ去られた人々、すでに死者となった人々のコトバ=言語=声(沈黙も含め)と協同して、無数に並行的に存在する物語(経験)や認識、水面下で交差する繋がり、カオスを世界の表舞台に召喚することで、歴史学的なディスクールでない、コトバが表象する存在のリアリティ、人間とは何であるのかという問いに応えていきたい。具体的な協同方法として、近年は再生しながら消えていく音響としての声、それを媒体とすることを研究している。

具体的な協同方法として、音響としての声を媒体として用いる。言葉が声帯と唇によって振動をともなうとき、コトバは映像でいう所のアニメーションの律動のように動き始める。