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美術手帖 「山武市百年後芸術祭」レポート 掲載
2024年5月1日
「山武市百年後芸術祭」レポート。⼭武市の独特な歴史や⾵⼟に着眼した作品を楽しむ」
掲載ページは こちら。 -
新作「コエロギネの解剖学」発表 − 山武市百年後芸術祭に参加
今年の2月にこの島国でヒトに臓器を提供するための豚が生まれたというニュースが報道されたことを覚えていますか。近年、海外でも遺伝子操作した動物の臓器を人間に移植しはじめています。近い将来、人間の臓器を供給するための家畜工場がつくられる予感がします。近代以後の人間の欲望は、ほかの動物に対する生命倫理の境界についてあまりに曖昧に扱ってきたのかもしれません。動物の胎と体を使って自らの臓器を作り出す行いは、自らの日々の糧を得るために動物を家畜化し、その営みと共に過ごし、その生命の在り方を管理することとどのような違いがあるのでしょうか。
「コエロギネの解剖学」では、役目を終えた酪農場の畜舎を舞台に家畜界の女性市民とされる牝牛たちの一生と、この島国における彼女たちの母乳利用に関する地政学的な歴史を人間の女性の声による語りと環境音を用いて紐解いていきます。
人間にとって、彼女たちはミルク製造機であり、彼女たちの子宮・コエロは彼女たち自身をクローンのように生み殖すのための資源として利用されています。しかし、彼女たちにもわれわれ人間と同じように精神活動や情動があり、その生命は彼女たち自身の生命の力によって生かされています。一万年前、野生動物だった彼女たちと、これからの百年、私たち人類はどのように接し共生していくことが可能なのでしょうか。この島国の酪農発祥地とされているここ千葉県の畜舎から何かを新しく思考し始めることができるのかもしれません。
<山武市百年後芸術祭 山武市柴原地区:笹川農場>
「コエロギネの解剖学」 8チャンネルサウンドインスタレーション 約42分
「ポロヌプ ー 乳の流れる地」 ドキュメンタリー映像(work in progress)約18分 撮影地:北海道天塩郡幌延町
インストール:桑山彰彦さん小林清乃
愛媛県生まれ。東京在住。主な展示に「Polyphony1945」(資生堂ギャラリー、2019)、「インタビューセッションセラピー 交わるとき、あなたの語ることの声」(Yale Union 米国、2018)。2021年より川村文化芸術振興財団 ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援の助成を受け、星の運行の視座から原発事故後の人間と動物との関係性について考察するプロジェクト「永い時間と牛飼いの方角、光の声」を現在も継続中。失われたものの「声」を呼ぶこと、呼び覚ますことをテーマに歴史の記述から埋もれた事象や物語りを掘り起こす。近年ではボイスサウンドを扱うことであらたな口伝えの形態となりえる表現を探求している。
https://linktr.ee/kiyonokobayashi▼山武市百年後芸術祭▼
開催期間
2024年4月27日(土)〜5月19日(日) 土日祝日のみ [11日間]
開催時間
10時〜17時
参加アーティスト
伊藤左千夫|井上修志|梅田哲也|大塚諒平|折原智江|加藤泉|橘田優子(kitta 主宰)|小林清乃|SIDE CORE|塩原有佳|庄司朝美|Zennyan(田井中 善意)|立石従寛|藤生恭平|MANTLE(伊阪柊+中村壮志)|光岡幸一|保良雄
アート作品展示会場
JR成東駅周辺エリア、柴原エリア、山武市歴史民俗資料館エリア、九十九里浜エリア
総合プロデューサー 小林 武史
ディレクター 保良 雄
アートディレクター 岡﨑 真理子(REFLECTA, Inc.)
クリエイティブ・メディエイター 花岡美緒
主催
山武市百年後芸術祭実行委員会
お問合せ
山武市百年後芸術祭実行委員会 事務局 (山武市役所 総合政策部企画政策課内)
〒289-1392 千葉県山武市殿台296番
TEL 0475-80-1131
E-Mail sammu100art@city.sammu.lg.jp
プレスリリースはこちら。
https://100nengo-art-fes.jp/sammu/ -
シアターコモンズ みちのくアート巡礼キャンプ2020
2020年8月23日(日)10:00-17:00
芸術公社主催 みちのくアート巡礼キャンプ2020」に参加しました。福島県浜通りでの合同合宿、双葉郡、田村市での個人リサーチを経て、最終プレゼンテーションを行います。講評は赤坂憲雄氏、小沢剛氏、中村佑子氏、相馬千秋氏。zoomのライブ配信があります。
https://theatercommons.tokyo/lab/program/michinoku2020 -
美術手帖 「shiseido art egg」贈呈式 インタビュー掲載
2019年12月19日
「いま、表現することの難しさ。「shiseido art egg」贈呈式で語られたこととは?」
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/promotion/20943 -
CINRA インタビュー掲載
2019年8月1日
「小林清乃が関心を持つ、市井の人が残した記録物と世界との関係」 インタビューアー:島貫泰介
https://www.cinra.net/interview/201908-kobayashikiyono_kawrk -
雑誌掲載
2019年8月
装苑 9月号「アート予報」
ギャラリー 2019 vol.8 「展覧会とアーティスト 重なり合う声が描くもの」 -
資生堂アートエッグ 小林清乃 展「Polyphony 1945」開催
2019年8月2日(金)〜8月25日(日)
ギャラリートーク 8月3日(土)14:00~14:30
資生堂ギャラリー
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
平日 11:00~19:00 日・祝 11:00~18:00
毎週月曜休(祝日が月曜にあたる場合も休館)
入場無料
https://www.shiseidogroup.jp/gallery/exhibition/#anchor2 -
-インタビューセッションセラピーの実践「交わるとき、あなたの語ることの声」 公開-
2018年11月16日〜11月18日
TERATOTERA祭り2018 Walls –わたしたちを隔てるもの- [三鷹, 東京]
旧竹田製麺所
http://teratotera.jp/events/matsuri2018/
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-締め切りました-
「交わるとき、あなたの語ることの声」インタビューセッションセラピー 参加者募集この度、小林清乃は東京都、アーツカウンシル東京、一般社団法人Ongoingが主催する三鷹駅周辺を舞台としたアート展「TERATOTERA祭り2018 Walls –わたしたちを隔てるもの-」に参加します。
今回の「TERATOTERA祭り」では、近年、わたしが体験した極私的な出来事をもとに、インタビューセッションセラピーのワークショップを行います。インタビューのテーマは、「交わるとき、あなたの語ることの声」。ひとびとが夢のはなしや死者との遭遇の体験をインタビューを通じて物語ることによって、みずからの無意識や、やがて来るみずからの死、また死者との交わりをいかにして語るのか、語ることはいかにして可能なのか(それは決して霊媒的なものや死後の世界についての話ではありません)、語られる「言葉」の用い方、またそれを語る「肉声」に現れる、話す当人にも思い通りにならない微妙な何か、ニュアンスに注目しながら実践を進めたいと思います。(参考・引用文献:「魂にふれる 大震災と生きている死者」若松英輔、「本居宣長」小林秀雄)
また、このワークショップは完璧なプログラムではなく実践のはじまりにすぎません。
会期中は、事前に行ったインタビューセッションの音源を用いたサウンドインスタレーションを展示いたします。このサウンドインスタレーション作品に、インタビューに答える「声」として参加してくださる方を若干名募集いたします。
「インタビューセッションに関して」と 「インタビュー質問項目例」をご参照の上、 以下の日程で(近日でございます)ご参加いただける方は、下記のメールアドレスにてご連絡ください。
「交わるとき、あなたの語ることの声」インタビューセッションセラピー (サウンドインスタレーション参加)
日時:10月23日(火) 19:30~21:00
場所:Art Center Ongoing(最寄り:吉祥寺駅)
日時:10月26日(金) 14:00~15:00, 15:30~17:00, 17:30~18:30, 19:00~20:00, 20:30~21:30
場所:Art Center Ongoing(最寄り:吉祥寺駅)
日時:10月27日(土) 15:30~16:30, 17:00~18:00, 18:30~19:30, 20:00~21:00, 21:30~22:30
場所:都内某所 参加希望者の方には場所が決まり次第ご連絡いたします。
日時:10月28日(日) 15:30~16:30, 17:00~18:00, 18:30~19:30, 20:00~21:00, 21:30~22:30
場所:都内某所 参加希望者の方には場所が決まり次第ご連絡いたします。
インタビューセッションは、一対一で行います。セッションにかかる時間は、通常1時間〜1時間半の時間を予定しています。
ご参加していただける方は、kiyono.k@gmail.com 宛てに件名を「インタビューセッション希望」とし、お名前、emailアドレス、電話番号、 希望日時をご記入の上、10月23日(火)の1枠については10月22日の午前中まで、それ以降の枠については10月24日(木)午前中までにご連絡ください。
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「TERATOTERA祭り2018 Walls –わたしたちを隔てるもの-」
日時:11月16日(金)、17日(土)、18日(日)11:00〜18:00 ※スペースエルベは18:30 まで
会場:三鷹駅周辺施設、空店舗など
参加費:無料
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-End of Summer- OPEN STUDIO
2018年8月26日
Yale Union
Portland, United States
http://www.end-of-summer.org/
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-新作 Polyphony 1945 公開-
2017年9月9日〜10月9日
中之条ビエンナーレ [中之条, 群馬]
名久田エリア 名久田教場
http://nakanojo-biennale.com/
本展では、1940年代に少女時代を終え大人になりはじめた7人の女性たちが、女学生時代の1人の同窓生に宛てて書いた手紙のテキストをもとに、多声的なサウンドインスタレーションを発表します。複数の手紙に書かれた小さなエピソードやモノローグが共時的に発生し合い、通時的に移り変わってゆく様は、時空を超えて新たな表現の迫真性と物語りを生み出します。 -
- The world is not in isolation -
2015年5月21日〜6月11日
Galerie Liusa Wang [パリ, フランス]
http://www.galerieliusawang.com/
個人的なe-mailのやりとりを刺繍の活字にした作品「光の子供たち、」、写真と映像のインスタレーション作品「get closer」を展示いたします。 -
"NIPAF'14 カタログ 寄稿
NIPAF'14 カタログ内で昨年、参加したNIPAF パフォーマンス・アート アジアツアーについてのエッセイを書いています。
英訳:石橋枝里佳
カタログ料金:¥500
発行:NIPAF
*ご興味のある方はこちらまでご連絡ください。
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第20回日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル
The 20th Nippon International Performance Art Festival 2014
- 東京 -
日程:7月21日(月・祝), 22日(火), 23日(水) 開演午後7時(開場午後6時半)
会場:3331 Arts Chiyoda(千代田区外神田6丁目11-14、地下鉄銀座線「末広町駅」4番出口1分)
http://www.3331.jp
- 大阪 -
日程:7月25日(金), 26日(土), 27日(日) 開演午後7時(開場午後6時半)但し27日は午後4時開演
会場:クリエイティブ・センター大阪 C.C.O.(大阪市住之江区北加賀屋4-1-55 名村造船旧大阪工場跡、地下鉄四つ橋線「北加賀屋駅」4番出口10分)
http://www.namura.cc
- 長野 -
日程:7月30日(水), 31日(木) 開演午後7時(開場午後6時半)
会場:ネオン・ホール(長野市権堂2344、JR「長野駅」下車大門南交差点東)
http://www.neonhall.com
料金:学生前売2,200円(当日+300円)、一般前売2,500円(当日+300円)、高校生1,500円(当日のみ)
主催:日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル(ニパフ)実行委員会
協力:3331 Arts Chiyoda、クリエイティブ・センター大阪、ネオン・ホール
助成:日本芸術文化振興会、おおさか千島創造財団、長野市芸術文化振興基金
海外出演アーティスト
・バルトローメ・フェランド(スペイン・バレンシア)
・モニカ・ギュンター&ロディー・シル(スイス・ルーチェルン)
・リチャード・キッタ(スロバキア・コシューチェ)
・モイーン・ファトマ(インド・デリー)
・グエン・プオン・リン(ベトナム・ハノイ)
・シャイラ・ジナット・ルニ(バングラデシュ・クルナ)
・リティ・マハルジャン(ネパール・ラリトゥプール)
・ワタン・ウマ(台湾・新竹)
・ソン・ヌンギョン(韓国・ソウル)
小林清乃は、東京開催の7月21日(月・祝)、大阪開催の7月27日(日)に新作パフォーマンスを行います。
横浜は伊勢佐木町の古書店で偶然見つけた戦時中の写真を集めた誰かのアルバム、そのアルバムの中から特に印象的だった一枚からインスピレーションを受け、構成した作品を発表いたします。 -
霜田誠二企画「パフォーマンス・アートの現在、ニパフの現在(ニパゲン)」Vol.25
2013年12月9日(月)
時間:19:00 開演
会場:キッドアイラックアートホール
入場料:予約一般 1,800円、学生 1,500円(当日+200円)
第1部:映像上映+トーク
第2部:パフォーマンス
主催:日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル実行委員会
協力:キッドアイラックアートホール
http://www.kidailack.co.jp
小林清乃は、第2部のパフォーマンスに参加します。新作パフォーマンス"LEAD SHARPENER FOR WHITE"を発表いたします。
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NIPAF ASIAN TOUR 2013
" NIPAF - IN:ACT 2013 "
Date:August 7th-9th, 2013
Venue:Nhà Sàn Collective , Hanoi
http://www.nhasanstudio.org
"Japanese Performance Art Exchange in Myanmar"
Date:August 3th-5th, 2013
Venue:New Zero Art Space , Yangon
http://www.newzeroartspace.com.mm
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"On the Steps 2013" 若手新進作家のグループ展
2013年2月4日(月)〜2月16日(月)( close on Sunday )
時間:12:00~19:00 ( last 17:00 )
会場:Steps Gallery ステップギャラリー (東京都中央区銀座4-4-13 琉映ビル5F)
*エレベーターがありません。
*銀座駅B2出口、すぐ横の GUCCI の角を右折してすぐにギャラリーの入っているビルがあります。
入り口に看板が出ていますので、入り口、入ってすぐの階段を5Fまでお上がりください。
4Fにギャラリー58があります。
http://www.stepsgallery.org/
On the Steps 2013に参加します。絵画や写真、ミクストメディアの作品が多数展示されています。若手の瑞々しい作品です。ぜひ高覧ください。